洞爺湖マラソン、セカンドベストの2時間55分9秒で完走しました。
2月の台湾高雄マラソン以来、足底筋膜炎に悩んでいましたが、
4月になって症状が緩和、月間距離500kmをこなせたことが
好結果につながったようです。
昨年10月の大田原マラソン前から取り組んできた腹筋背筋はフォーム維持に、
フロントランジとスクワットがキック力向上につながっているかもしれません。
序盤をおさえ気味に入り、とにかくキロ4分よりも速くならないように
気をつけました。2時間52分のベストを出したレースは別として、
失敗レースの典型は序盤の突っ込みが後半の失速を呼ぶパターン。
今回、自重できたのは作.ACの太田尚子さんのおかげです。
太田さんは作.ランのコーチでもあり、練習会ではペースメーカーとして
私たちを引っ張ってくれることもあります。
今回は7キロ地点で追いついたので、「絶対追い越さない」と決めて
ついていくことにしました。これが良かったのです。
ペースはキロ4分5秒ピッタリで淡々と刻んでいます。
上りは少し抑えて下りでスムーズに加速してイーブンに戻します。
さすがの切り替えです。25キロ過ぎに太田さんは故障で集団を離れますが、
序盤の追送で培ったペース感覚を私は最後までいかすことができました。
太田コーチ、どうもありがとうございました。
中間点を1時間26分台で通過、だんだん乗ってくる感じがしました。
こういうレースは滅多にないので、ここから先は最近覚えた感覚の
「淡々と巡航してラップを刻み、距離を稼ぐ」戦法です。
なんどか苦しい時期もありましたが、今度は集中してキロ4分10秒を
超えないようにペースを管理しました。
するといつもは絶対に追いつけないチームメイト、伊藤さんを発見。
少しずつ距離をつめていって声をかけます。
「伊藤さん!」「あ、調子いいね!がんばって!」
たったこれだけなのですが、すごく励みになりました。
伊藤さん、どうもありがとうございました。
40kmを2時間45分23秒で通過、この時点でサブスリーは確実になり、
かなり集中力が途切れていましたが、チームのボス小泉さんたちに
激励してもらって最後まで走りきることができました。
今回ほどチームの力をありがたく感じたことはありません。
また次の自己ベスト更新に向かってがんばります。
大田原マラソン完走記 本間欽也 平成23年11月23日 記録 2時間58分07秒 今回はしっかり練習できました。10月の月間走行距離は530kmで、 北海道マラソンの前月に540km走って以来の500kmオーバーです。 内容も40km走こそできなかったものの、作.ラン練習会で起伏走35km、 苫小牧フルマラソン挑戦会を使ってキロ4分以下の20km走もこなせました。 ランジとスクワット、腹筋背筋も2か月から続けました。 ところが直前になって左脚のハムストリングスを痛めてしまい、
不安を抱えて本番を迎えることになります。 大田原マラソンには新宿発着のバスツアーを使いました。
前泊した新宿でカーボローディングに選んだのが本格的なインドカレーです。 カレーはカロリーも高いし、ナンとライスをたっぷり食べたのが良かったようです。 新宿駅西口集合はなんと6:00!当然ホテルの朝食はあきらめたのですが、
親切なホテルがサンドイッチセットを用意してくれました。 このバスツアーには助けられました。乗り換えなしで会場まで運んでくれる。 新幹線で行くよりも楽ですね。また参加するとしたらこれを使います。 さて、スタートです。 ギリギリまでトイレにいたのが災いしてかなり後方からのスタートです。 しかもぎゅうぎゅうの大混雑。号砲が鳴っても10秒ぐらいはまったく 身動きができませんで、結局1kmは5分以上かかってしまいました。 でも、これが良かったみたいです。
いつもは号砲と同時に飛び出してしまい、
そのままオーバーペースでつっこむことが多いのですが、それができなかった。 「まぁ、徐々に取り戻せばいいや」と落ち着けたのです。 6kmぐらいで「3時間ペースメーカー」を発見しました。 サブスリーを狙うランナーが大集団を形成していました。
40人はいたでしょう。 しばらく集団の後方に着いていると、キロ4分5秒から8秒ぐらいのペースです。 これに着いていくことにしました。そして心に決めました。
「今日はこれでいいんだ、ひたすらこの集団で力を温存することにしよう」と。
そして上半身のリラックスを心がけました。「なにもしない、なにもしない」
と自分に言い聞かせながら、ひたすら坦々とラップを刻んでいきます。
キロ4分5秒がこんなに楽に感じたレースは初めてです。
やはり集団の力は偉大です。ただ、あまりにも人数が多いので身体がぶつかる、
足を踏まれる、踏んでしまうことは数知れず。 でもレースペース走の練習会のような雰囲気で楽しめました。 不調の時は20kmぐらいから苦しさを感じるのですが、今回はぜんぜん大丈夫。 ハーフの通過は1時間28分15秒。スタートロスは完全に解消されています。 予定通りに23km地点でピットインゼリーを摂ります。
しかし直後の水を取り損ねます。甘いべたべた感のまま次の給水まで我慢することに。
でもゼリーは脳に効きました。 ここまでは大集団から誰も落ちません。道幅一杯に広がっているので、
抜きたくても抜けませんし、無理して抜いて、
あとから追いつかれるとかっこわるいので我慢します。 30kmぐらいから少し疲れを感じましたが、
しばらく我慢しているとその疲れも忘れました。 大田原マラソンの新コースは32kmぐらいから始まるだらだらした上りが特徴です。 ペースメーカーは「ここでペース落ちないようにがんばりましょう!」
と声をかけます。この登り坂で集団は3分の2に絞られました。
そろそろサバイバルの様相です。 作田監督からのアドバイスは「あの坂は大したことない。抑えすぎないように」。 上体を低くしてしっかり登り切りました。ま、ほんとに大したことありませんでした。 これも真駒内公園の周回路で上りを練習していたからでしょう。 30kmを過ぎてからペースメーカーは意識的にペースを落とし始めました。 前半に作った貯金をじわじわと吐き出して、
初サブスリーを狙う選手たちも振り落とされないような配慮です。
私は迷いました。ここで行かなきゃダメだろう。行けよ! 躊躇しているうちに35km地点へ。ペースメーカーが宣言してくれました。 「行ける人は行ってくださ〜い!私たちはこのまま行きます」 私はここでも我慢しました。要するに自信がなかったんです。
そして40km地点を2時間48分55秒で通過。
ここでサブスリーを確信し、少し上げて集団を離れました。 ラストの2.195kmを9分12秒、最後の1kmはキロ4分を切ってゴールしました。 ゴール後、こんなに余裕があったのは初めてです。
まぁ出し切れなかったんですけどね。 ただ、次につながる自信になりました。序盤を抑えるとこんなに楽になること。 レース前にキロ4分のペース走をこなすことが大事であること。 冬場は補強とLSDを増やして、来シーズンに備えます。珍しく序盤からおとなしい抑制したラップを刻みました(笑) おかげで終盤に入ってもぜんぜんきつく感じませんでした。 ゴール直前ではペースメーカーと和やかに会話する余裕も。 あわてて「おれ、レース中になにしてんだろ?」とわれに返って、 スパートしました。マラソンはイーブンが基本で、極意なんですね。 あらためて実感しました。残り3キロからキロ5秒上げるだけで、 落ちてくるランナーをごぼう抜きでした。ゴール後に会場で食べた「けんちんウドン」です。野菜たっぷりで旨い! 千歳JALマラソンであれば、さしずめじゃがいもバターとビール、
となるところですが、ここはけんちん汁の本場です。 胃腸に優しいうどんを食べるなんて優等生ランナーの真似事です。 これでたったの300円!前夜のカーボローディングに食べたインドカレー。 マラソン前夜にカレーを食べたのは初めてです。 でもよく身体が動いたし、ガス欠にならかったので、
前夜にカレーって、いいかもしれません。 イチロー選手が試合日の朝にカレーを食べるのは有名ですし、最近の学説ではマラソン当日の朝食にも炭水化物の糖質だけではなくて、
私のお気に入りは写真の緑色「マトンサグワラ」です。 ほうれん草を裏ごししてマトンと和えています。
今日の練習は作.ランの自主練習会に参加しました。
コースは駒丘保養所発着の支笏湖方面往復30km起伏走。
事業仕分けの対象にもなったというこの駒丘の施設は、
とても素敵な施設です。
練習後に温浴施設で汗を流して昼食会です。
写真はミニかつ丼350円!
どうしてこれがミニなの?というボリューム、味わいでした。
ここ、おすすめです♫
ただ、昨日と今日の二日連続で30km走、かなり堪えてます(笑)
しかも今日のコースは支笏湖ウルトラチャレンジに使用するコースで、
起伏たつぷり。延々と上りに下りが連続します。
しかも16キロ折り返し地点の支笏湖線の恵庭方向交差点からは大雨で雷も。
しかしこの雨が幸いします。
早くお風呂に入りたいと復路はノンストップで高速に。
起伏路17kmを1時間16分で走破しました。
下りはキロ3分50秒、上りも4分台でかつ飛び、お風呂にドボン。
あぁ、たまりません…ランナーの特権ですね〜